「珪藻土と漆喰、どちらが良いですか?」は、お客さんから一番よく聞かれる質問です。どちらも自然素材で、どちらも調湿効果があります。でも、性質は少し違います。部屋の用途と好みによって、向き不向きがあります。

珪藻土と漆喰、どちらを選ぶべきか

調湿性能の違い

珪藻土の方が吸湿量は多いです。珪藻土は海底の植物プランクトンの化石で、内部に無数の細孔があります。漆喰は吸湿量はやや少ないですが、放湿のスピードが速いです。洗面所・浴室周り・寝室など、湿気が多い場所には珪藻土。リビング・和室など、湿度変化が緩やかな場所には漆喰が向いています。

耐久性と補修のしやすさ

漆喰は硬化後の強度が高く、傷がつきにくいです。珪藻土は少し柔らかく、角や出隅が欠けやすいです。補修のしやすさは両方とも高く、部分的に塗り直すことができます。ただし、珪藻土は色合わせが難しいことがあります。漆喰は白が基本なので、補修跡が目立ちにくいです。

見た目と質感

漆喰はコテ跡を残すと陰影が出て、左官職人の技術が見える仕上がりになります。珪藻土はマットで均一な質感で、洋室にも合わせやすいです。和室には漆喰の白が映えます。洗面所や子ども部屋には珪藻土の落ち着いた質感が好まれることが多いです。

コストの目安

私たちの施工費は、漆喰が1m²あたり6,500円〜、珪藻土が7,200円〜です。珪藻土の方が少し高いのは、材料費と施工の手間が増えるためです。どちらも、ビニールクロスの張り替え(2,000〜3,000円/m²)より高くなります。ただし、10〜15年後の塗り直しコストを含めると、長期的な差は縮まります。

どちらが良いかは、現地を見てからご提案しています。「この部屋には珪藻土の方が合う」「ここは漆喰で」と、部屋ごとに提案することも多いです。まずご相談ください